「環境って、よく聞くけど、結局なに?」
こんなふうに思ったことはありませんか?
テレビや学校、家族との会話の中でもよく出てくる「環境(かんきょう)」という言葉。
でも、なんとなくしか意味がわからないという人も多いかもしれませんね。
このページでは、「環境とは簡単に言うとどういうこと?」をテーマに、わかるようにやさしく説明していきます。
目次
環境とは簡単に言うとどういうこと?
一言で言うと「私たちを取り巻くすべて」
環境とは、私たちのまわりにあるすべてのものやことをさします。
たとえば、空や木、風といった自然のものだけではなく、友だちとの関係や家、学校なども環境の一部なんです。
言いかえると、「私たちが生きている場所や関係」すべてが環境なんですね。
具体例でわかる「自然・社会・人工」の3つの環境
環境は、大きくわけて3つあります。
- 自然環境(しぜんかんきょう):山・川・空・動物・植物など
- 社会環境(しゃかいかんきょう):家族・学校・町・人との関係など
- 人工環境(じんこうかんきょう):建物・道路・電気・乗りものなど、人がつくったもの
この3つの環境がいっしょになって、私たちの生活を支えてくれています。
「環境」とは空や川、空気や水、食べ物や天気などみんなの暮らしに関わる、まわりにあるものすべてをいいます。
出典:羽島市
自然環境とは?空・水・森など地球の恵み
自然環境の代表例とその役割
自然環境には、次のようなものがあります。
- 空や雲
- 太陽や月
- 海・川・湖
- 森や草原
- 動物や植物
これらはすべて、人がつくったのではなく、もともと地球にあるものです。
自然環境は、きれいな空気や水、食べものを私たちにあたえてくれる大切な存在です。
自然があることで私たちはどう暮らせる?
もし、自然がなかったらどうなるでしょう?
空気がよごれてしまったり、暑すぎたり寒すぎたりして、私たちは健康にくらすことができません。
自然があるからこそ、私たちは息をして、食べて、安心してくらすことができるのです。
社会環境と人工環境とは?人との関係や町のしくみ
家族・学校・地域社会も環境の一部
社会環境には、次のようなものがあります。
- 家族
- 友だち
- 学校の先生
- 地域(ちいき)の人たち
つまり、人と人との関係やつながりも環境のひとつなんです。
まわりの人と協力して生きていくことが、よりよい社会環境をつくります。
道路・建物・電気などの人工的なものも環境
人工環境とは、人がつくったものです。
たとえば、
- 家やビル
- 道路や車
- テレビや冷蔵庫
- 電気や水道
こういったものがなければ、私たちのくらしはとても不便になりますよね。
人工環境は、くらしを快適にするために人間が工夫してつくりあげた環境なのです。
私たちの生活と環境のつながり
身近なところで感じる環境の影響(例:暑さ、空気、音)
毎日のくらしの中で、「あ、環境ってこういうことかも」と思える瞬間がたくさんあります。
- 夏に暑くてエアコンをつけたくなる → 地球温暖化の影響かも?
- 近くの工事の音がうるさい → 人工環境による音の影響
- 木が多い公園に行くと気持ちいい → 自然環境が心にあたえる良い影響
このように、環境は気づかないうちに私たちの体や心に影響をあたえているんですね。
私たちが環境にできること(節電、リサイクルなど)
私たちも環境を守るために、できることがあります。
- 電気をムダに使わない(節電)
- ゴミをしっかり分ける(リサイクル)
- 水を出しっぱなしにしない
- エコバッグを使う
こうした小さな行動が、地球やまわりの人にやさしい環境づくりにつながるんですよ。
環境問題についても少し知っておこう
地球温暖化・ゴミ問題・森林破壊ってどんなこと?
最近よく聞く「環境問題」。
たとえば、
- 地球温暖化(ちきゅうおんだんか):地球の気温が少しずつ上がって、暑くなってきている
- ゴミ問題:ゴミの出しすぎで自然がよごれている
- 森林破壊(しんりんはかい):木を切りすぎて森がなくなっている
これらの問題は、私たちの行動やくらしが関係していることも多いんです。
将来のために今できる小さな行動
未来の地球を守るためには、今の私たちの行動が大切です。
たとえば、リサイクルをがんばったり、エコな生活を心がけたり。
「自分ひとりじゃ変わらないかも…」と思っても、みんなが少しずつ意識することが大きな力になります。
まとめ:環境とは簡単に言うと「共に生きる舞台」
ここまで読んで、「環境とは何か」が少し見えてきたでしょうか?
簡単に言うと、環境とは「私たちが生きている場所や関係、そして自然や人工物をふくむすべて」です。
そして、環境は私たちの生活と深くつながっていて、未来にも影響をあたえる大切なもの。
これからも「環境ってなに?」を考えることは、自分やまわりの人、そして地球の未来を思いやる第一歩になります。