家庭菜園をもっと楽しみたい、キッチンから出る生ごみを有効活用したい。
そんな方におすすめなのが「堆肥作り」です。
そして、堆肥作りに欠かせないのが堆肥枠。
この記事では、初心者でも簡単にできる堆肥枠の自作方法を、実例やDIYのコツも交えてご紹介します!
目次
堆肥枠を自作するメリットとは?
堆肥枠を自分で作ると、以下のようなメリットがあります。
- コストが抑えられる(市販品より安く済む)
- 好きなサイズで作れる(庭にぴったりフィット)
- 設置場所や使い方に合わせてアレンジ可能
- 作る過程も楽しめる!家族や子どもとの工作にも◎
堆肥枠は自家製の堆肥を作る際に利用される枠です。設置場所や容量、切り返し、取り出し作業を考慮して選びます。
出典:農材ドットコム>堆肥枠
堆肥枠をDIYする理由:市販品とのコスト比較
市販の堆肥枠は、プラスチック製で5,000〜10,000円程度のものが多く、サイズやデザインに制限があります。
一方で、ホームセンターで材料を揃えてDIYすれば、3,000円以下で作れることも!
自作ならではのサイズ調整・設置の自由度
自作の魅力は、なんといっても「自由設計」。
庭のスペースに合わせて
- 横長タイプ
- 縦に積める重ね式
- 小型コンパクトタイプ
など、目的や場所に合わせた形で作れるのが最大の魅力です。
堆肥枠の基本構造と必要な材料一覧
まずは、堆肥枠の基本構造を押さえておきましょう。
基本構造
- 側面×4枚(通気性のある板や金網など)
- 底面(設置場所によっては不要)
- 取り外し可能な前面(堆肥の取り出し用)
主な材料
- 木材(杉・ヒノキなど)
- 金網(通気性アップ)
- プラ板・コンパネ(水に強い素材)
一般的な堆肥枠のサイズ・形状例
- 家庭用小型タイプ:50cm × 50cm × 高さ60cm
- 標準タイプ:90cm × 90cm × 高さ90cm
- 重ね式:1段30cm〜、必要に応じて積み重ね
木材・金網・プラ板など素材の選び方
素材 | 特徴 | 向いている用途 |
---|---|---|
木材 | 加工しやすくナチュラル | 側面・枠全体 |
金網 | 通気性抜群、軽量 | 一部側面やフタに |
プラ板 | 防水性が高い | 底面や雨がかかる部分 |
必要な工具とあると便利なアイテム
- 電動ドライバー(時短&楽ちん)
- ノコギリ(木材のカット用)
- 木工用ボンド・ビス
- 作業用手袋・メジャー・水平器
- 防腐塗料(木材の保護に)
堆肥枠を自作する手順(ステップバイステップ)
材料の切り出しと準備
- 設計サイズを決めて、図を描いてみる
- ホームセンターで木材・網を購入
- ノコギリや電動工具でパーツを切り出す
枠の組み立て手順(ビス留め・釘打ちなど)
- 各パネルをL字に組み、ビス留め
- 四面を囲むようにして組み立て
- 底面は不要ならスキップしてOK
- 前面パネルは取り外し式にすると便利
分解・重ね式で使える堆肥枠の作り方
スペースに合わせて「重ね式」もおすすめ。段ボールのように段を増やせると、堆肥の量が増えても安心。
組み立て式にしておくと、引越し時やオフシーズンの収納も楽ですよ!
長持ちする堆肥枠にするための工夫
防腐処理・防水対策の方法
- 木材には屋外用防腐剤を塗布
- 水が溜まりにくいように、底面はスノコ状に
- 雨が多い地域では、フタ付きがおすすめ
定期的な点検とメンテナンスのポイント
- ネジや釘が緩んでいないか確認
- 木材に割れ・腐食がないか定期チェック
- 必要に応じて補修&再塗装
堆肥枠の設置場所と使い方のコツ
ベストな設置場所の条件(土壌・日当たりなど)
- 通気性の良い場所
- 日が当たりすぎず、風通しが良い
- 水はけのいい土の上(コンクリート不可)
堆肥の入れ方・混ぜ方・熟成の見極め方
- 野菜くず+落ち葉+米ぬかなどを交互に重ねる
- 週1〜2回、スコップでしっかり混ぜる
- 発酵が進むと、甘い香り+フカフカ感が出てくる
臭いや虫を抑える管理のポイント
- 生ゴミは水気を切ってから投入
- 米ぬかや落ち葉を“ふた”にする感覚で上からかける
- しっかり混ぜて空気を入れるのがポイント
まとめ:堆肥枠を自作して始めるエコライフ
自作の堆肥枠で、自宅の生ゴミや落ち葉がふかふかの土に生まれ変わります。
ちょっとしたDIYで、家庭菜園もぐっと楽しく、エコな暮らしにもつながります。
自作の堆肥枠は、エコライフの第一歩。
ぜひ、今日から土づくりを始めてみませんか?