「健康に良い」「美容に良い」と人気のオリーブオイルですが、実は市場には偽物や低品質の商品が数多く出回っています。
せっかく体に良いものを選んでいるつもりが、逆に健康を害するリスクも。
本記事では、「買ってはいけないオリーブオイルの特徴」と「安心して選べる本物の見分け方」を解説します。
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目次
買ってはいけないオリーブオイル:5つの典型例
①価格が極端に安すぎる
オリーブオイルの適正価格は、品質や製造工程を考えると 250mlでおおよそ2,000円以上 が目安です。
これを大幅に下回る価格の商品は、他の安価な油が混ぜられていたり、精製処理を重ねた低品質品である可能性が高いです。
価格だけで選ばず、品質に見合った価格帯か確認しましょう。
②プラスチック容器・透明ボトル
オリーブオイルは光や酸素で劣化しやすいデリケートな食品です。
プラスチック容器や透明ボトル入りは、輸送中や店頭での保存中に品質が低下しやすくなります。
遮光性の高いガラス瓶 を選ぶのが安心です。
③トレーサビリティ不明/原産地の表記をごまかしている
「イタリア産」「スペイン産」といった表示だけでは安心できません。
実際には複数国のオイルを混合し、ボトリングだけを表記国で行っている場合もあります。
収穫地・製造者・収穫年まで明記 されているものを選びましょう。
④オーガニック・認証マークなし
品質にこだわる生産者のオリーブオイルには、DOP・IGP・JOA・オーガニック認証 などのマークが付いています。
これらがない場合、農薬や添加物のリスクが高まりますので注意が必要です。
⑤酸度や抽出方法など品質情報がラベルにない
エキストラバージンオリーブオイルは、酸度0.8%以下、コールドプレス(低温圧搾)が基本です。
これらの情報がラベルに記載されていない商品は避け、しっかり明記されているものを選びましょう。
オリーブオイルは「果実」を搾って油を取ります。状態のよいものは精製せずに搾ったままで食用が可能です。精製しないオリーブオイルは素材本来の風味を楽しめ、栄養面ではポリフェノールやビタミンEを含みます。
買ってはいけないオリーブオイル:実態と健康リスク
精製油や異種油の混合・化学処理の実態
安価なオリーブオイルには、大豆油や菜種油を混ぜた偽装品や、化学処理で見た目や風味を整えた精製油が紛れています。
知らずに摂取するのは避けたいところです。
健康被害の可能性
偽物オイルは過酸化脂質やトランス脂肪酸を含む可能性があり、動脈硬化や生活習慣病のリスクを高めることがあります。
安全性の確認はとても大切です。
市販品の8~9割が偽物との報告
国際的な調査では、市場に出回るオリーブオイルの8割以上が基準を満たさない、もしくは偽物の可能性があると報告されています。
だからこそ、正しい選び方が重要です。
買ってはいけないオリーブオイル:見分ける6つのポイント
- 適正価格の商品を選ぶ
品質に見合った価格帯(例:1Lで1,500円以上)を目安に。 - 遮光瓶&プラスチック不使用
劣化を防ぐため、遮光性ガラス瓶入りを選ぶ。 - トレーサビリティが明確
産地・収穫年・製造者の情報がきちんと記載されている商品。 - DOP・IGP・JOA・有機認証付き
第三者認証があることで品質への信頼度がアップ。 - 酸度・抽出法(コールドプレス・酸度0.8%以下)記載
高品質な証としてこれらの情報がしっかりラベルに。 - コンクール受賞歴・風味テイスティング評価
国際的なオリーブオイルコンテストで評価を受けたものも安心材料です。
信頼できるおすすめオリーブオイル3選
「どれを選んだらいいのか分からない」という方のために、品質・味・安全性の基準を満たしたおすすめのオリーブオイルを3つ厳選しました。
ぜひチェックしてみてください。
【イタリア産】フレスコバルディ・ラウデミオ エキストラバージンオリーブオイル
豊かな香りとフルーティな味わいが特徴。
DOP認証を取得し、コールドプレス・酸度0.2%以下の高品質です。
【スペイン産】カスティージョ・デ・カネナ ピクアル種 エキストラバージンオリーブオイル
国際コンクール受賞歴多数。
ピクアル種特有のスパイシーでコクのある風味が楽しめます。
遮光瓶入りで品質管理も万全です。
【国産】小豆島オリーブ園 有機エキストラバージンオリーブオイル
国産オリーブのフレッシュな風味。
JAS有機認証を取得し、無農薬栽培・手摘み収穫にこだわった一本です。
まとめ:買ってはいけないオリーブオイル
本記事のポイントをおさらいします。
- 極端に安いオリーブオイルは避ける
- 遮光瓶&プラスチック不使用のものを選ぶ
- トレーサビリティや認証マークを確認する
- 酸度・抽出方法の情報が明確な商品を選ぶ
- コンクール受賞歴や評価のあるものを選ぶ
ぜひ正しい知識で、本物のオリーブオイルを選び、毎日の食事をもっと健康的でおいしいものにしてください。