毎日の朝食やおやつに手軽で人気のバナナ。
ですが、そのバナナが「安心」か「危険」か、実は皮のシールひとつで見分けられることをご存じですか?
この記事では、バナナのシールに記載されたPLUコードの意味と、それが示す栽培方法や安全性、選ぶべきバナナ・避けたいバナナについて、わかりやすく解説します。
ご家族の健康を守るため、ぜひ最後までお読みください。
目次
買ってはいけないバナナのシール:PLUコードとは
PLUコードの仕組み
PLUコード(Price Look-Upコード)は、果物や野菜の生産方法や種類を表す番号で、バナナの皮に貼られたシールに記載されています。
この数字の違いで、どんな栽培方法で育ったのかがわかります。
- 4桁コード(例:4015、4185)
→ 慣行栽培。農薬や化学肥料を使用して育てられた一般的なバナナです。 - 5桁コードで「9」で始まる(例:94015)
→ 有機栽培。農薬や化学肥料を使わず、オーガニック認証を受けたバナナです。安心して選べます。 - 5桁コードで「8」で始まる(例:84015)
→ 遺伝子組み換え(GMO)のバナナを示します。見かけることは少ないですが、避けたい番号です。
PLUコードとは、「Price Look Up」の略で、日本語では「商品価格識別番号」と言われています。その野菜やフルーツに化学肥料が使われたものなのか、遺伝子組み換えによるものなのか、有機栽培されたものなのか、という情報を発信しています。
出典:幸せのレシピ集
シールなしは要注意
シールが貼られていない、あるいはコードが記載されていないバナナは、産地や栽培方法が不明です。
こうした商品はリスクがあるため、できるだけ避けるのがおすすめです。
買ってはいけないバナナのシール
農薬・防カビ剤のリスク
慣行栽培のバナナには、チアベンダゾール、イマザリル、ベノミルといった防カビ剤や農薬が使われることがあります。
これらは次のようなリスクが指摘されています。
- 発がん性の懸念
- ホルモン撹乱作用による健康への影響
- 妊婦さんや小さなお子さまへの悪影響
輸入バナナは特に、輸送中のカビ防止目的でこれらの薬剤が使われることが多いので注意が必要です。
危険PLUコードの具体例
以下のようなコードのバナナは、できるだけ避けましょう。
- 4015、4185(4桁):慣行栽培。農薬・化学肥料使用。
- 84015(5桁「8」で始まる):遺伝子組み換えの可能性があるので注意。
- シールなし・不明表示:栽培方法がわからず、リスクが高い。
安全なバナナの選び方
PLUコードで判断
最も簡単で確実なのは、PLUコードを確認することです。
- 94015など、「9」で始まる5桁コードのバナナを選びましょう。これは有機栽培の証です。
ロゴ・認証マークをチェック
PLUコードに加えて、以下のような認証マークの有無も確認すると安心です。
- 有機JASマーク(日本のオーガニック認証)
- レインフォレスト・アライアンス(環境・労働環境にも配慮された証)
見た目・価格・ブランドの目安
選ぶ際は見た目や価格、ブランドも参考にしましょう。
- 不自然な光沢やワックス感があるものは、薬剤処理の可能性あり。
- 異常に安いバナナ、産地が明記されていないものは避けるのがおすすめです。
おすすめの安心バナナ
国内流通の有機JAS商品
以下のようなバナナはスーパーで比較的手に入りやすく、安心です。
- パルシステムなどの有機JAS認証バナナ
- DoleやChiquitaの「9」で始まる有機バナナ
通販・宅配で選ぶ
お近くに有機バナナが売っていない場合、通販・宅配も便利です。
- ビオ・マルシェの有機バナナ
- コープのフェアトレード有機バナナ
これらは安心できる栽培・流通ルートを持っています。
まとめ:買ってはいけないバナナのシール
バナナ選びの際は、PLUコードと認証マークを確認する習慣をつけることが、家族の健康を守る第一歩です。
毎日の小さな選択が、大きな安心につながります。
ぜひ、今日から「安心・安全なバナナ選び」を実践し、家族の食卓をより健康的なものにしていきましょう!