「玄米を精米したら思ったより白米の量が少ない…」そんな経験をした方、多いのではないでしょうか?
実はそれ、勘違いではなく本当にお米が減っているんです!
この記事では、「精米すると減る理由」にまつわる7つの事実をわかりやすくご紹介します。
購入量の目安や、損しない選び方も紹介しているので、玄米派の方はぜひチェックしてください!
目次
玄米を精米すると減る①:約10〜15%減る
玄米は、ぬかや胚芽がついた状態のお米。
それを削って白米にする過程で、約10〜15%の重量が失われるのが一般的です。
たとえば10kgの玄米を精米すると、白米は約8.5〜9kgに。
数字で見ると結構減っていますよね。
精米とは,玄米(100%)から胚芽(2~3%)・糠層(5~6%)を取り除き,胚乳部(91~93%)を取り出す操作のこと
出典:京都大学>精米プロセス
玄米を精米すると減る②:精米度によって減る量が変わる
精米の仕上がりには「三分づき」「七分づき」「白米」などの段階があり、どこまで削るかによって減少率が変わります。
- 三分づき → 減少は少なめ(約5〜8%)
- 七分づき → 中程度の減少(約10%)
- 白米(完全精米)→ 減少大(最大15%)
好みの精米度と減り方のバランスを考えるのも大切です。
玄米を精米すると減る③:家庭用精米機でも減り方は同じ
「家で精米すればあまり減らないのでは?」と思いがちですが、基本的には精米所でも家庭用でも同じくらい減ります。
ただし、家庭用では仕上がりにムラがあることもあるので、量に少し余裕を持っておくのがおすすめです。
玄米を精米すると減る④:見た目もかさも減ったように感じる
精米すると見た目にも変化が出ます。白米はつやが出て小さく引き締まるので、見た目のボリュームが減ったように感じるのも一因です。
袋に入れたときの「えっ、こんなに減った?」という感覚は、物理的な重さ+見た目の変化のダブルパンチ。
玄米を精米すると減る⑤:精米後は酸化しやすい
精米するとぬかがなくなる分、酸化が早くなり風味も落ちやすくなります。
そのため、「精米後はなるべく1ヶ月以内に食べきる」ことが理想。
買いすぎ&精米しすぎには注意し、必要な分だけこまめに精米するのが美味しさを保つポイントです。
玄米を精米すると減る⑥:10kg単位で買うときは精米後の量を計算しておく
たとえば、「毎月10kgのお米を食べる家庭」が玄米を買って自宅で精米する場合、実際に必要な玄米量は約11〜12kg。
【参考:精米後の白米量目安】
玄米 | 精米後(白米) |
---|---|
5kg | 約4.3〜4.5kg |
10kg | 約8.5〜9kg |
30kg | 約25.5〜27kg |
精米の減少を見越して多めに買うようにすると、足りなくなる心配がありません。
玄米を精米すると減る⑦:精米後は短期消費向き
玄米はぬかがある分、実は白米より長持ち。冷暗所に保管すれば半年〜1年保存も可能です。
一方、精米後の白米は劣化が早く、1〜2ヶ月以内に消費がベスト。
そのため、「まとめて買って、少しずつ精米」スタイルが経済的かつおいしいというわけです。
まとめ:玄米を精米すると減る
精米によって玄米が減るのは避けられない事実。
そのぶん、新鮮なお米を味わえたり、好みの精米度に調整できるなど、メリットもたくさんあります。
減る量を知っておけば、買う量の目安も立てやすくなりますし、無駄も防げます。
ぜひこの記事の7つの事実を活かして、お米ライフをもっと快適に、おいしく楽しんでください!