毎日何気なく使っている「塩」ですが、実は私たちの健康に大きな影響を与えることをご存じですか?
塩分の摂りすぎが高血圧や生活習慣病につながるのは有名ですが、「どんな塩を使うか」も同じくらい重要です。
体に良い塩を選ぶことで、体内のミネラルバランスを整え、内側からキレイを目指すことも可能になります。
本記事では、スーパーで買える体に優しい塩の選び方と、おすすめ商品10選を紹介します。
目次
体に良い塩とは?
精製塩と天然塩の違い
スーパーに並ぶ塩の多くは「精製塩」と呼ばれるもの。
これは、海水などから塩化ナトリウムをほぼ純粋に取り出したもので、製造効率は良い反面、ミネラルがほとんど含まれていないのが特徴です。
一方で「天然塩」や「自然塩」と呼ばれるものは、海水を天日干しや平釜でじっくり結晶化させた塩で、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどの微量ミネラルを豊富に含みます。
ミネラル含有量の重要性
体内のミネラルバランスは、筋肉や神経、代謝に関わる大切な要素。
現代人は加工食品の影響で、ミネラル不足に陥りやすいと言われています。
ミネラル豊富な塩を選ぶことで、塩分を控えつつ、健康的な栄養補給が可能になります。
添加物の有無とその影響
精製塩には、固結防止剤や流動化剤などの添加物が使われていることもあります。
これらの添加物は微量ではあるものの、毎日使う塩だからこそ無添加を選びたいという方も多いはず。
「無添加」や「天然塩」と明記された塩を選ぶことが、健康意識の第一歩です。
スーパーで塩を選ぶ際のポイント
原材料表示の確認方法
まずチェックすべきは「原材料」欄。
「海水」「天日塩」などの自然な原料が書かれているかを確認しましょう。
「食塩」や「塩化ナトリウム(99%以上)」だけの表示は、精製塩の可能性が高いです。
製法(天日干し、平釜など)のチェック
パッケージに「天日干し」「平釜製法」と書かれていれば、自然な工程で作られた塩であるサイン。
特に平釜は昔ながらの製法で、ミネラルを壊さずに残せるとされています。
パッケージに記載された認証マークの意味
「有機JAS」「ISO認証」「HACCP」などのマークがある塩は、製造や衛生面での信頼性が高いといえます。
ただし、塩自体は農産物とは違うため、マークの有無だけで判断せず、製法や原材料も確認しましょう。
塩は、塩化ナトリウムと「にがり」と呼ばれるミネラル分が主成分です。
出典:cotogoto>塩
おすすめの体に良い塩10選
以下は、スーパーやネットで気軽に買える健康志向の塩の中から、特に人気の高い10品を厳選しました。
- 海の精 あらしお(赤ラベル)
昔ながらの平釜製法。まろやかな味で料理全般に使える。 - ぬちまーす
沖縄の海水から作られた塩。ミネラル含有量が国内トップクラス。 - 雪塩
超微細パウダー状で溶けやすく、まろやか。スイーツにも◎。 - 天然塩 あまび
天日と風の力でゆっくり乾燥。甘みのある味わい。 - 青い海
沖縄産。シンプルでクセが少なく、使いやすい万能塩。 - 能登 わじまの海塩
石川県の伝統製法。ミネラル豊富で、素材の味を引き立てる。 - 粟国の塩
沖縄の自然に育まれた塩。強い旨味で肉料理に最適。 - 丹後絹塩
京都の海水を使い、絹のように細かい粒子が特徴。 - 琴引の塩
山陰地方の自然製塩。うま味が濃く、おにぎりにぴったり。 - 瀬戸のあらじお
手に入りやすくコスパも◎。添加物不使用の粗塩タイプ。
塩の種類と料理への活用法
塩の種類
- 海塩:海水由来。種類も豊富でミネラルが多い。
- 岩塩:地中に堆積した塩。ミネラルバランスがやや異なる。
- 湖塩:内陸の塩湖から採れる塩。珍しいが旨味が強い。
- 藻塩:海藻の旨味が加わった塩。まろやかで風味豊か。
料理別のおすすめ塩
- おにぎり:甘みや旨味がある「琴引の塩」や「あまび」
- サラダ:溶けやすい「雪塩」「ぬちまーす」
- 肉料理:味に深みのある「粟国の塩」「わじまの海塩」
まとめ:自分に合った塩を見つけて健康的な食生活を
最後に、体に良い塩選びのポイントを振り返ってみましょう。
- ミネラルが豊富な天然塩を選ぶ
- 製法や原材料をしっかりチェック
- 料理に合った塩を使い分ける
塩は毎日の食事に欠かせないからこそ、「良いもの」を選ぶことで健康的な食生活に近づけます。
まずは1つ、気になる塩を試してみることから始めてみてください。