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「体に悪いアイスクリームランキング」避けるべき特徴と健康的な選び方

暑い日やちょっとしたご褒美に、ついつい手が伸びるアイスクリーム。

でも、「おいしいから」と油断していると、実は健康にとって良くない成分がたっぷり含まれていることも。

この記事では、体に悪いアイスクリームの特徴をランキング形式でわかりやすく解説し、健康的なアイスの選び方までしっかり紹介します。

「全部我慢する」ではなく、「知って選ぶ」ことで、アイスの楽しみをキープしつつ体にもやさしいライフスタイルを目指しましょう!

アイスクリームの種類と成分の違い

アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓の分類

アイスには実は大きく分けて4つの分類があります。

これは日本の「食品表示基準」に基づく分類で、それぞれ含まれる乳固形分の量で決まります。

  • アイスクリーム:乳脂肪分が最も多く、濃厚な味わい。ミルク由来の成分が多く、栄養価も比較的高い。
  • アイスミルク:乳成分は中程度。植物油脂が一部使われていることもある。
  • ラクトアイス:乳成分が少なく、植物油脂中心。コストが安く、スーパーマーケットで多く見かける。
  • 氷菓:乳成分なし。シャーベットやかき氷系。さっぱり系だが糖分は多めな場合も。

各種のカロリー・脂質・添加物の傾向

  • アイスクリーム:カロリー・脂質は高めだが、原材料が比較的シンプル。
  • ラクトアイス:植物油脂が多く、トランス脂肪酸を含むものも。コストのために添加物多め。
  • 氷菓:脂質は少ないが、糖分が非常に高い商品もあり注意が必要。

アイスクリームに分類されるのは、乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上の製品です。

出典:よつ葉乳業>「アイス」と呼ばれるものの種類は4つ!成分の違いやおすすめのアイスクリームを紹介!

体に悪いアイスクリームの傾向ランキング

第1位:添加物が多いアイス

コンビニやスーパーで手軽に買えるアイスの中には、「乳化剤」「安定剤」「香料」「着色料」が多数含まれているものも。

添加物が多いと、腸内環境への悪影響やアレルギーリスクも指摘されています。

チェックポイント:

  • 成分表示にカタカナが多い
  • 原材料が10項目以上ある

第2位:植物油脂中心のラクトアイス

ラクトアイスはコストが安いため、植物性油脂が多く使われています。

この油脂にはトランス脂肪酸が含まれることもあり、心血管系リスクが高まる可能性も。

例:

  • 価格が安いファミリーパック系アイス
  • 「アイスクリーム」ではなく「ラクトアイス」と表示されているもの

第3位:糖分・カロリーが非常に高いアイス

濃厚系、チョコがけ、クッキー入りなどは、1個で300kcal以上なんてことも。

さらに砂糖の種類にも注意が必要です。

例:

  • 高カロリーなプレミアム系アイス
  • 大容量パフェ系アイス

第4位:人工甘味料や着色料が目立つアイス

「カロリーオフ」や「低糖質」と書かれていても、代わりに人工甘味料(アスパルテームなど)や合成着色料が使われていることがあります。

血糖値の急激な変動や、味覚の乱れを招くことも。

第5位:一見ヘルシーだが落とし穴があるタイプ

「低糖質」「ヘルシー」と謳っていても、実際には添加物や油脂が多いケースも。

イメージだけで選ばず、成分表示を見る習慣が大切です。

なぜこれらが体に悪いとされるのか?

トランス脂肪酸と心血管リスク

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール(LDL)を増やし、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることがわかっています。

特にラクトアイスに含まれやすい点は要注意です。

異性化糖・人工甘味料と血糖値の乱高下

異性化糖(果糖ブドウ糖液糖など)は血糖値の上昇を急激にし、インスリン抵抗性の原因にも。

人工甘味料も血糖値を安定させづらく、満腹感が得にくいことが研究で示されています。

添加物とアレルギー・消化器系への影響

乳化剤や安定剤は腸内の善玉菌を減らすリスクがあり、消化不良やアレルギーを起こしやすくする可能性も。

小さな積み重ねが体に影響します。

健康的なアイスクリームの選び方

原材料表示の見方

  • 原材料が少なく、シンプルなものを選ぶ
  • 「〇〇エキス」「香料」「着色料」が少ないもの
  • できるだけ「アイスクリーム」分類のものを選ぶ

アイスクリーム分類で選ぶコツ

「アイスクリーム」表示があるものは、ミルク由来の脂肪が多く、植物油脂が少ない傾向にあります。

プレミアム系アイスに多いですが、適量を楽しめば健康的です。

自然素材・無添加を選ぶポイント

  • オーガニック素材使用のアイス
  • 無添加・手作り系ブランド(例:成城石井やナチュラルローソンの商品)
  • 「バニラビーンズ使用」と記載されているものは香料を使っていない可能性大

まとめ

いかがでしたか?

体に悪いアイスクリームには、共通する特徴があります。

  • 添加物が多い
  • 植物油脂が中心
  • 糖分・カロリーが高すぎる
  • 人工甘味料や着色料が多い
  • 見た目はヘルシーでも実は成分に落とし穴

こうした点に気をつけることで、健康を意識しながらもアイスを楽しむことができます。

今日からできる小さな工夫

  • コンビニで買う前に原材料をチェック
  • 「ラクトアイス」より「アイスクリーム」を選ぶ
  • 週に1〜2回に抑えて、少し良いものをじっくり味わう

健康もおいしさも大切に。

賢く選んで、楽しくアイスライフを続けましょう!

  • この記事を書いた人

ウェルビー

医療従事者 | 学会発表 | 良い状態(well-being)を叶えるために"サステナブル"に関わる様々な情報について発信していきます

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